ロッキー６ ロッキー・ザ・ファイナル

50代でボクシングを引退したロッキー・バルボアは妻のエイドリアンを4年前にガンで亡くしました。彼は現在、エイドリアンという名の小さなイタリアレストランを経営しており、自分の過去の物語を常連客に聞かせたりしています。ロッキーはエイドリアンの死と息子、ロバートが地元を離れて疎遠になっている事で寂しい思いにとらわれています。ロッキーの親友であり義理の兄であるポーリーは、彼をサポートし続けますが、彼の亡き妹に対する過去の自分の扱いに常に罪悪感を抱き、ロッキーは過去を向いて生きていると非難します。

ある夜遅く、ロッキーはマリーという名前の女性に会いました。マリーはかつてロッキーが30年前に家まで送っていったことがある近所の不良少女でした。マリーは現在、スティーブンソンという名前の10代の息子のひとり親であり、「ステップス」というニックネームが付けられています。ロッキーとマリーの友情はすぐに開花し、ステップスと出会い、絆を深め、マリーに自分のレストランでの職を提供します。

一方、ボクシング界では、メイソン・ディクソンが無敗でありながら人気のないヘビー級世界チャンピオンとして君臨し、真の競争相手と戦ったことがないことで嘲笑されます。メイソンは最初に訓練した小さなジムに古いトレーナーに会います。そこで力だけでは手に入らない物があると諭されます。テレビでは”仮想対決”ロッキーとメイソンののコンピューターシミュレーションを放送しました。これは、ロッキーのKO勝利で終わり、チャンピオンをさらに怒らせます。メイソンはすでに引退したロッキーに自分と闘うよう挑発してきます。メイソンのプロモーターは、ラスベガスで試合を開催するというアイデアを売り込み、ロッキーをメイソンとの試合を画策します。

ロッキーはためらいますが、寂しさと自分にはまだやれるとの思いで同意します。テレビを観たロバートはロッキーが戦うのを思いとどまらせる努力をます。父親が有名人という事で彼自身の失敗を父親のせいにして非難しますが、ロッキーはロバートを非難します。「人生はどんなパンチよりも、重くお前を打ちのめす。だが、人生とはお前が強く殴り返すかじゃない。どれだけきついパンチを打たれても、休まず前に進み続けられるかだ！」翌日、父と息子はエイドリアンの墓の前で会い、和解します。ロバートはロッキーの側にいるために仕事を辞めました。ロッキーは、アポロ・クリードの古いトレーナーであるデュークとトレーニングを開始します。デュークは、年老いて関節炎のロッキーを分析し、彼のパンチ力の強さを可能な限り引き出すことによって試合を有利に運ぶ事を提案します。

メイソンは最初のラウンドを簡単に支配しますが、2ラウンドでロッキーを殴った際に左手を負傷させます。その後、ロッキーはメイソンをダウンさせ、年齢にもかかわらず、彼の腕前と強靭な顎で観客を驚かせました。2人のファイターは10ラウンドを通して激しく打ち合い、最後は判定にもつれました。メイソンはロッキーを称えロッキーはディクソンに感謝し、観客が2人を称賛している間、メイソンはは素晴らしいチャンピオンであるとロッキーは話します。すでにやり切ったロッキーに結果は重要ではなくロッキーは家族や友人と一緒にリングを出ていきます。判定はメイソン勝利で終わりますが、観客はロッキーに最後のスタンディングオベーションを与えます。